DKC総合カタログNo64
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J−−−−−−注(6)0.2%耐力の値とする。SS(8)耐力の値は注文者の指定があった場合に適用する。使用材料一般構造用圧延鋼材(抜粋)Rolled Steels for General StructureCorrosion−resistant cast steels for general applications可鍛鋳鉄品(抜粋)Malleable Iron Castingsステンレス鋼鋳鋼品(抜粋)(816)1.適用範囲 この規格は,白心可鍛鋳鉄品,黒心可鍛鋳鉄品及びパーライト可鍛鋳鉄品について規定する。それぞれの可鍛鋳鉄品の種類は, 機械的性質によって分類 3.1 可鍛鋳鉄(malleable cast iron)  3.4 黒心可鍛鋳鉄(blackheart malleable cast iron) 3.5 パ ーライト可鍛鋳鉄 (pearlitic malleable cast iron)4.種類可鍛鋳鉄品を白心可鍛鋳鉄品,黒心可鍛鋳鉄品及パーライト可鍛鋳鉄品に分類する。ただし,可鍛鋳鉄品の顕微鏡組織には片状黒鉛を含んではならない。 a) 可鍛鋳鉄品の分類は,文字記号によって,次のように表す。 b) 最小引張強さは,表2〜表4による直径12㎜の試験片の最小引張強さを,三桁の整数を用いて表す。この数字記号の後には,“-”を付ける. c) 最小伸びは,表2〜表4による直径12㎜の試験片の最小伸びを, 一桁又は二桁の整数で表示する。 d) 白心可鍛鋳鉄品で直径12㎜以外の試験片を用いた場合,直径12㎜の試験片の最小引張強さ及び最小伸びを用いて表す(表2参照)。例 白心可鍛鋳鉄品で直径15㎜の試験片の規定値が,最小引張強さ420N/㎟以上及び最小伸び4%以上の場合の種類の記号: FCMW400-5種類の記号FCMB310−8この表の機械的性質は,受渡当事者間の協定によって,引張試験片の直径が6㎜又は9㎜で試験を行った場合にも適用する。引張試験片の選定は,11.4 b)による。注記 1N/㎟=1MPa注a)  0.2%耐力は, JIS Z 2241で既定の全伸び(弾性伸びと塑性伸びとを合わせたもの)が0.5%のときの応力Rt0.5としてもよい。 Rt0.5の規定値は, Rp0.2の規定値と同じとする。1.適用範囲 この規格は,ステンレス鋼鋳鋼品(遠心力鋳鋼管を含む。以下,鋳鋼品という。)について規定する。6.機械的性質 鋳鋼品は,12.3の試験を行い,その耐力,引張強さ,伸び,絞り及び硬さは,表3,表4による。(表4は省略)       なお,シャルピー試験については,受渡当事者間の協定によってもよい。1.適用範囲 この規格は,橋梁,船舶,車両その他の構造物に用いる一般構造用の熱間圧延鋼材(以下,鋼材という。)及び熱間押出形鋼について規定する。6.機械的性質 鋼材は,9.2の試験を行い,その降伏点又は耐力,引張強さ,伸び及び曲げ性は,表3による。ただし, 形鋼(辺が70㎜未満)及び平鋼(幅が50㎜未満)は,次による。 a) 形鋼(辺が40㎜未満)は,附属書JAによる。また,形鋼(辺が40㎜以上70㎜未満)は,附属書JAによってもよい。 b)平鋼(幅が40mm未瀾)は,附属書JAによる。また,平鋼(幅が40㎜以上50㎜未満)は,附属書JAによってもよい。 なお曲げ性の場合は,曲げ試験片の外側にき裂を生じてはならない。 注記 曲げ試験片の実施については,9.2.1を参照。種類の記 号SS400注記 1 N/㎟=1 MPa注 a)  形鋼の場合,厚さは,試験片採取位置の厚さとする。棒鋼の場合,丸鋼は径,角鋼及び六角鋼は対辺距離の寸法とする。  b)  厚さ90㎜を超える鋼板の 4 号試験片の伸びは,厚さ 25.0㎜又はその端数を増すごとに,この表の伸びの規定下限値から 1 を減じる。 ただし,減じる限度は 3 とする。  c)  厚さ5㎜以下の鋼材の曲げ試験には,3 号試験片を用いてもよい。b)  FCMB350−10Sの衝撃値は,12.3によって試験を行い,シャルピー吸収エネルギーは,3個の平均値が15J以上,かつ,個々の値は13J以上でなければならない。する。この規格は,砂型又はこれと類似の熱拡散率をもつ鋳型で鋳造した可鍛鋳鉄品だけに適用する。熱処理をした鉄一炭素合金であり,鋳放し状態で黒鉛を含まない白せん組織をもつ鋳鉄。炭素分は,全てセメンタイト(Fe3C) として結合した形で存在する。非脱炭索化の熱処理を施して得られる可鍛鋳鉄品のうち,顕微鏡組織が本質的にフェライトをもつもの。黒心可鍛鋳鉄に含まれる黒鉛は,塊状黒鉛の形で存在する。非脱炭索化の熱処理を施して得られる可鍛鋳鉄のうち,顕微鏡組織がパーライト又はオーステナイト変態生成物をもつもの。オーステナイト変態生成物には,ベイナイト,ソルバイト及びマルテンサイトがある。パーライト可鍛鋳鉄に含まれる黒鉛は, 塊状黒鉛の形で存在する。可鍛鋳鉄品の分類及び種類の記号を表1に示す。種類の記号は,可鍛鋳鉄品の分類を表す文字記号,最小引張強さ(N/㎟),”(半角ハイフン)”及び最小伸び(%)で表す。なお,日本工業規格(JIS),国際規格(ISO 規格)及び外国規格における種類の記号の対応比較を,付属書JAに示す。FCMW 白心可鍛鋳鉄品FCMB  黒心可鍛鋳鉄品FCMP  パーライト可鍛鋳鉄品試験片の直径 ㎜12又は15種類の記号記号焼入れ℃焼戻し℃固溶化熱処理℃SCS13SCS14降状点又は耐力N/㎟厚さa) ㎜40を超え100以下16を超え40以下16以下100を超えるもの245以上235以上215以上表3 黒心可鍛鋳鉄品の機械的性質引張強さ伸びA3.4%RmN/㎟310以上8以上熱処理条件1030〜1150急冷185以上(8)440以上30以上1030〜1150急冷185以上(8)440以上28以上引張強さN/㎟205以上400〜5100.2%耐力 a)プリネル硬さ(参考値)Rp0.2N/㎟185以上HBW163以下表3 機械的性質及び熱処理引張強さN/㎟耐力(6)N/㎟表3 機械的性質伸び厚さa) ㎜伸び%絞り%−−硬さHB183以下183以下試験片5号21以上鋼板,鋼帯,平鋼,形鋼の厚さ5以下1A号17以上鋼板,鋼帯,平鋼,形鋼の厚さ5を超え16以下1A号21以上鋼板,鋼帯,平鋼,形鋼の厚さ16を超え50以下4号23以上b)鋼板,平鋼,形鋼の厚さ40を超えるもの棒鋼の径,辺 又 は 対 辺 距 離25以下2号20以上棒鋼の径,辺 又 は 対 辺 距 離25を超えるもの14A号22以上%シャルピー吸収エネルギー曲 げ 性曲げ角度内側半径試験片c)厚さの1.5倍180°1号180°径又は2号対辺距離の1.5倍21JIS G 5705(2018)JIS G 5121(2003)JIS G 3101(2022)21-10

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