DKC総合カタログNo65
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%8以上−−SS(8)耐力の値は注文者の指定があった場合に適用する。使用材料可鍛鋳鉄品(抜粋)Malleable Iron Castingsステンレス鋼鋳鋼品(抜粋)Corrosion−resistant cast steels for general applications(818)b)  FCMB350−10Sの衝撃値は,12.3によって試験を行い,シャルピー吸収エネルギーは,3個の平均値が15J以上,かつ,個々の値は13J以上でなければならない。1.適用範囲 この規格は,白心可鍛鋳鉄品,黒心可鍛鋳鉄品及びパーライト可鍛鋳鉄品について規定する。それぞれの可鍛鋳鉄品の種類は, 機械的性質によって分類 3.1 可鍛鋳鉄(malleable cast iron)  3.4 黒心可鍛鋳鉄(blackheart malleable cast iron) 3.5 パ ーライト可鍛鋳鉄 (pearlitic malleable cast iron)4.種類可鍛鋳鉄品を白心可鍛鋳鉄品,黒心可鍛鋳鉄品及パーライト可鍛鋳鉄品に分類する。ただし,可鍛鋳鉄品の顕微鏡組織には片状黒鉛を含んではならない。 a) 可鍛鋳鉄品の分類は,文字記号によって,次のように表す。 b) 最小引張強さは,表2〜表4による直径12㎜の試験片の最小引張強さを,三桁の整数を用いて表す。この数字記号の後には,“-”を付ける. c) 最小伸びは,表2〜表4による直径12㎜の試験片の最小伸びを, 一桁又は二桁の整数で表示する。 d) 白心可鍛鋳鉄品で直径12㎜以外の試験片を用いた場合,直径12㎜の試験片の最小引張強さ及び最小伸びを用いて表す(表2参照)。例 白心可鍛鋳鉄品で直径15㎜の試験片の規定値が,最小引張強さ420N/㎟以上及び最小伸び4%以上の場合の種類の記号: FCMW400-5種類の記号FCMB310−8この表の機械的性質は,受渡当事者間の協定によって,引張試験片の直径が6㎜又は9㎜で試験を行った場合にも適用する。引張試験片の選定は,11.4 b)による。注記 1N/㎟=1MPa注a)  0.2%耐力は, JIS Z 2241で既定の全伸び(弾性伸びと塑性伸びとを合わせたもの)が0.5%のときの応力Rt0.5としてもよい。 Rt0.5の規定値は, Rp0.2の規定値と同じとする。1.適用範囲 この規格は,ステンレス鋼鋳鋼品(遠心力鋳鋼管を含む。以下,鋳鋼品という。)について規定する。6.機械的性質 鋳鋼品は,12.3の試験を行い,その耐力,引張強さ,伸び,絞り及び硬さは,表3,表4による。(表4は省略)       なお,シャルピー試験については,受渡当事者間の協定によってもよい。伸び%絞り%−−硬さHB183以下183以下シャルピー吸収エネルギーJ−−する。この規格は,砂型又はこれと類似の熱拡散率をもつ鋳型で鋳造した可鍛鋳鉄品だけに適用する。熱処理をした鉄一炭素合金であり,鋳放し状態で黒鉛を含まない白せん組織をもつ鋳鉄。炭素分は,全てセメンタイト(Fe3C) として結合した形で存在する。非脱炭索化の熱処理を施して得られる可鍛鋳鉄品のうち,顕微鏡組織が本質的にフェライトをもつもの。黒心可鍛鋳鉄に含まれる黒鉛は,塊状黒鉛の形で存在する。非脱炭索化の熱処理を施して得られる可鍛鋳鉄のうち,顕微鏡組織がパーライト又はオーステナイト変態生成物をもつもの。オーステナイト変態生成物には,ベイナイト,ソルバイト及びマルテンサイトがある。パーライト可鍛鋳鉄に含まれる黒鉛は, 塊状黒鉛の形で存在する。可鍛鋳鉄品の分類及び種類の記号を表1に示す。種類の記号は,可鍛鋳鉄品の分類を表す文字記号,最小引張強さ(N/㎟),”(半角ハイフン)”及び最小伸び(%)で表す。なお,日本工業規格(JIS),国際規格(ISO 規格)及び外国規格における種類の記号の対応比較を,付属書JAに示す。FCMW 白心可鍛鋳鉄品FCMB  黒心可鍛鋳鉄品FCMP  パーライト可鍛鋳鉄品試験片の直径 ㎜12又は15種類の記号SCS13SCS14注(6)0.2%耐力の値とする。表3 黒心可鍛鋳鉄品の機械的性質引張強さRm伸びA3.4N/㎟310以上熱処理条件記号焼入れ℃焼戻し℃固溶化熱処理℃−−1030〜1150急冷185以上(8)440以上30以上1030〜1150急冷185以上(8)440以上28以上0.2%耐力 a)Rp0.2プリネル硬さ(参考値)HBW163以下N/㎟185以上表3 機械的性質及び熱処理耐力(6)N/㎟引張強さN/㎟JIS G 5705(2018)JIS G 5121(2003)2121-10

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