DKC総合カタログNo64
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関連資料Pmax:最大引張力(N)W:鉛直力(=785N)Pmax.............................(5)W■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■(834)1.■■■■この規格は,主として建築物の床に使用するビニル系床材,リノリウム系床材,ゴム系床材,オレフィン系床材などの高分子系張り床材(以下床材という。)17.■■■■■ 17.1 ■■■■ この箇条では,床材の滑り抵抗係数を試験によって求め,床材の滑りにくさを 17.2 ■■■■ この試験に用いる測定機器は,次による。a) ■■■■■■図11 a)に例示するもので,次の要件を満たすものとする。1)17.2 b)に規定する滑り片を底面に取り付ける鋼製滑り片台座をもつ。図11 b)に,2)固定した試験片上で鋼製滑り片台座に取り付けた滑り片を,次の条件で滑らす機構をもつ。2.1)滑り片と試験片との接触面の大きさ及び形状は,70×80㎜の長方形。2.2)滑り片に載荷する鉛直力(W)は,785N。2.3)滑り片に作用させる引張力の方向は,斜め上方18°。2.4)滑り片に作用させる引張力の速度は,785N/s 。3)滑り片に2.2)の鉛直力を載荷後,直ちに2.3)の方向に引っ張り始める機構をもつ。4)滑り片を滑らすときの引張力(P)を測定する機構をもつ。b) ■■■■滑り片の材料は,次の中から選択する。1)硬さA72〜A80, 厚さ3〜6㎜のゴムシート。2)硬さA29〜A35, 厚さ7〜10㎜のゴムシート。3)その他:実際に使用している靴底など。 17.3 ■■■■■■■■■■ この試験は,温度23±2℃,湿度40〜70%の試験室で行う。 17.4 ■■■■ 試験手順は,次による。a) ■■■■■■■■■■■17.2 b) 1)に規定するゴムシートを滑り片として選択した場合,新しい滑り片として使うとき及び最初の測定を行うときは, 附属書JAに基づき滑り片の調整を行う。なお,滑り片の調整を行う際の校正板は,ステンレス鋼板又はコンポジションビニル床タイルとする。b) ■■■■■■■■■■■試験片の表面状態を,次の中から選択する。1)■■■■■■■ 試験片表面を清潔な布でふいた状態。2)■■■■■■■ 試験片表面に JIS Z 8901 に規定する試験用粉体1の7種を10g/㎡の割合で散布した状態。3)■■■■■■■■■ 水道水と JIS Z 8901 に規定する試験用粉体1の1種及び7種とを質量比で,20:9:1に混合したものを400g/㎡の割合で散布した状態。4)■■■■■ 食用油を40g/㎡の割合で散布した状態。5)■■■ 受渡当事者間の協定による。c) ■■■■■■■滑り試験機を用い,17.4 a)で選択した表面状態の試験片上で滑り片を引っ張るときの引張力(P)を測定し,滑り片が滑り始めるときに発生する最大値を最大引張力(Pmax)とする。なお,エンボス加工品などで,試験片の方向で表面の凹凸形状に明らかな差がある場合は,それぞれの方向で測定を行う。 17.5 ■■■■■■■■■■■■■■■■ 17.5.1 ■■■■■■■■滑り抵抗係数(C.S.R)は,式(5)によって計算する。 17.5.2 ■■■■■■■■滑り性試験の結果は,四捨五入によって小数点第2位に丸めて記載する。の試験方法について 規定する。試験する方法を規定する。滑り片及び鋼製滑り片台座の詳細図を示す。なお,硬さは,JIS K 6253-3 に規定するデュロメータ硬さ試験(タイプAデュロメータ)による。ただし,受渡当事者間の協定による温度及び湿度がある場合は,その温度及び湿度で行う。なお,結果には,滑り片の種類及び試験片の表面状態を記載する。また,試験片の方向で表面の凹凸形状に明らかな差がある場合,試験片の方向を明記する。C.S.R=ここに,C.S.R:滑り抵抗係数21JIS A 1454(2022)21-28

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